商品デザイン開発

上市前の商品・サービスについて評価を取りたい

開発・試作した商品・サービスが、消費者、特にメインターゲットに受け入れられるものとなるか、上市前にその品質・機能について評価を取ることをおすすめします。

その際、訴求したいメインターゲットだけではなく、狙うサブターゲット・ベンチマーク(比較基準とする競合品)のユーザーからも評価を得ることで、市場の受容性、改良すべき点、購入・利用意向につながる訴求ポイントなどを明らかにすることが可能となります。

例えば、複数のパッケージや味の候補がある飲料の場合は、会場調査によってデザインの評価、味の好感度、購入意向などの評価を取ります。あるいは、調味料など日常的に繰り返し利用する製品の場合は、ホームユーステストで使用感などの評価を取ります。

具体的な調査手法

定量調査(会場調査)

定量調査(ホームユーステスト)

競合の商品・サービスよりも優位な評価を得られるか
競合ユーザーを自社の商品・サービスにスイッチさせられるか確認したい

上市後に競合よりも多くのユーザーを獲得することができるかどうか確認するためには、自社の商品・サービスの試作品、ベンチマーク(比較基準とする競合品)、それぞれの「絶対評価」を取ったうえで、両者を比較する「相対評価」を取ります。

実際の消費者の購買行動において商品を手に取って検討する行動は、「絶対評価」であるといえます。一方、店頭で陳列棚の全体を見て複数の商品を比較しながら検討する行動は「相対評価」にあたります。

商品・サービスに対する評価の後、価格案を呈示して価格受容度を測ります。その際、現在購入・使用している商品・サービスからのスイッチ意向を併せて聴取することによりブランドスイッチの阻害要因を明らかにすることができます。

具体的な調査手法

定量調査(会場調査)

定量調査(ホームユーステスト)

定性調査(グループインタビュー)

定性調査(デプスインタビュー)

商品・サービスの妥当な価格をしりたい

価格には、企業にとって売上・利益の源というだけではなく、消費者が商品・サービスに対する品質イメージや充足感を醸成する根拠という側面もあります。

商品・サービスの評価後、販売価格案を呈示して価格の妥当感を判断してもらいます。妥当価格の確認は、会場調査やグループインタビューで商品・サービスの使用感を踏まえた判断理由を訊ねる方法、ネットリサーチで価格バリエーションによる購入意向の変化を把握して受容価格帯を計測するPSM分析をおこなう方法などがあります。

具体的な調査手法

定性調査(会場調査)

定性調査(グループインタビュー/デプスインタビュー)

定量調査(Web調査)

パッケージデザインの評価を確認したい

商品・サービスが発売するに相応しい完成度であるかどうか、実際のパッケージと同様のスペックのデザイン案を呈示して上で、魅力度など情緒的な印象、商品特徴のわかりやすさ、商品コンセプトとの合致度、既存商品との比較検討意向、購入意向などの評価を取ります。

調査方法はネットリサーチでの実施も可能ですが、パッケージの実物を間近に見て評価してもらうことで改良ポイントを具体的に確認できる会場調査やグループインタビューをおすすめしています。

具体的な調査手法

定性調査(会場調査)

定性調査(グループインタビュー/デプスインタビュー)

定量調査(Web調査)

模擬棚を使って視認性を確認したい

スーパーマーケット・コンビニエンスストアなど店頭の陳列を再現した模擬棚を作り、自社の商品パッケージが既存商品・競合品とともに並んだ中で、インパクトはあるか、競合商品よりも先に手に取られるか、購入される可能性はあるか、評価を取ります。

調査方法は、実際の購入場面に近い環境で評価を取ることができる会場調査や併せて商品・サービスの評価ポイント・改良ポイントを具体的に訊き出すインタビューのほか、ネットリサーチで複数の陳列パターンを呈示して定量的に評価を取ることも可能です。

具体的な調査手法

定性調査(会場調査)

定性調査(グループインタビュー)

定性調査(デプスインタビュー)

定量調査(Web調査)