ユーザー理解

ターゲットがどのような人なのかを知りたい

商品・サービスを訴求するためには、その対象である「ターゲット」が、消費者全体の中にどの程度存在していて、どのような人なのかを確認する必要があります。

基本的な属性を基に「誰をターゲットとするか」を想定し、家族構成などの暮らしの様子、生活スタイル、価値観、性格などパーソナリティを重層的に明らかにし、狙いたいターゲット層の特性をより深く理解すると同時に、市場の中でのボリュームを把握していきます。

具体的な調査手法

定量調査(Web調査)

定性調査(グループインタビュー)

定性調査(デプスインタビュー)

ターゲットをタイプ別に分類したい

ターゲット層は、場合によってデモグラフィック属性が均一で細分化が困難な場合があります。たとえば、これから大学受験をする学生の多くは18~19歳であり、「年齢」を軸とした分析には向いていません。そのような場合には、「進学についての価値観」によるタイプ分類を行います。

このように、分析したいテーマに応じて、消費傾向やライフスタイル、特定のカテゴリーに関する価値観、性格といった観点からタイプ分類をします。

具体的には、ネットリサーチでこうした価値観や性格などに関する複数の質問に回答させ、回答内容から因子分析・クラスター分析を実施してタイプ分類を行います。

具体的な調査手法

定量調査(Web調査)

ペルソナを作成したい

ターゲットとして狙うべき「層」の、消費傾向やライフスタイルなどがある程度わかったところで、より具体的な「人物像」を描く必要があります。そのために、定量調査の回答結果から属性や価値観がターゲットにできるだけ近い対象者を抽出し、デプスインタビューを実施します。日常の生活スタイルや仕事・趣味・人間関係、買い物にいく街やその際の行動・心理など、テーマに応じて人物像を掘り下げるための質問を展開します。 その結果から、「層」という束ではなく、ひとりの人格としての「ペルソナ(仮面/人間の外的側面)」を描きます。

具体的な調査手法

定性調査(グループインタビュー)

定性調査(デプスインタビュー)

カスタマージャーニーマップを作成したい

狙うべきターゲットの「人物像」が描けたところで、その人物が、提供したい商品やサービスをどのように認知し、理解し、購入し、リピートするかといった流れをマップ上に描きます。

 ジャーニーマップの作成をするためには、まずそのプロセスをあわらす「カスタマージャーニーマップのフレームワーク」を決定しておく必要があります。認知→理解→購入→リピートという基本的な流れと、各段階で「何に接触するか」を設定し、実際に接触したときに、どのように態度が変わるのかを描いていきます。よりリアルなカスタマージャーニーマップを描きたい際はデプスインタビューが有効です。

フレームがある程度固まっている商品・サービスの場合は、定量調査で「どの程度の人たちがそのルートで購入に至るか」を確認する事もできます。

具体的な調査手法

定量調査(Web調査)

定性調査(グループインタビュー)

定性調査(デプスインタビュー)