観光・レジャー

 依然として増加する外国からの旅行者の行き先は大都市に限らず地方にも広がり、経済効果の恩恵を受ける地方都市がますます増えつつあります。
 それに伴い、各地では、いわゆる「観光客向けの観光」「一見さん相手の観光」から一歩踏み出し、「地域の誇りに来訪者が触れる観光」「リピーターを確保できる観光」への転換を目指した取り組みが活発化しています。
 こうした、『自らの地域を愛し、誇りをもって暮らしているならば、おのずと誰しもが訪れたくなる(※)』地域づくりのために、アンド・ディでは、様々なデータ提供を行っています。 ※【観光立国懇親会報告書(平成十四年四月二十四日)】(抄)
 国内外からの”旅行者の評価”を確認するだけにとどまらず、その地に住む人たちが感じている地域への愛着や誇りを明らかにし、その地を訪れる旅行者に対してどのようなことを伝えたいと考えているかを探り、住民と旅行者のつながり・文化交流を更に強固なものにすることで、地域の再生・経済の発展が促される街づくりを支援したいと考えています。

調査事例

大学・教育

教育

 「教育」は、社会の発展を担う重要な役割を担っています。
 近年、都市化・少子高齢化やグローバル化など、急速に社会状況が変化しており、今後さらにそのスピードが増すことが予測される中、教育機関には将来を担う子供達のためはもちろん、人生100年時代に対応したリカレント教育や高度情報化社会の進展に伴う学び方の変化など、様々な点で大きな期待がかけられています。
 大学、専門学校などの教育機関においてはこれまでも、少子高齢化やグローバル化の時代の要請に応じた新しい学部・学科等の設置や再編、キャンパス移転、留学生の確保など、さまざまな取り組みが行われていますが、見かけ上、よく似た施策が展開されることも多く、「同レベルの学校では見分けがつかない」といった“同質化の中の大競争”へ突入している学校も少なくありません。
 社会が大きく変化する今だからこそ、「この学校ならではの価値(競合優位な個性や特徴)」をあらためて見つめ直し、構築する必要があると考えます。さらに、明確にした「ならでは価値」を、高校生やその保護者、高校教師のみならず、広く社会に伝えていくことも重要なポイントです。
 「教育機関」という性質上、取り巻く環境や文化・慣習などにおいて独特な面もありますが、我々がこれまで積んできた他の領域・マーケットにおける知見をスライドすることで、既存の枠組みにとらわれず、課題の本質をとらえ、解決策の発見につなげるためのお手伝いをいたします。

調査事例

習い事・スクール

 『習い事・スクール』のマーケットには、「子供向けの習い事」と「大人向けの習い事・スクール」の領域があります。
子供向けの習い事マーケットは、社会構造の変化に影響を受けやすい領域と言えます。近年、少子高齢化や女性の社会進出など、急速に社会環境が変化しており、また学校・企業が求める人材像も変容する中で、保護者の子供の教育への期待や受講スタイルが多様化しています。
 このような変化に対応するため、保護者が習い事にどのようなことを期待しているのか、習い事にはどのような”効果・効能”があるのか、といった基礎研究を支援したり、多様な教育ニーズや働く女性のニーズに合わせたプログラム設計、新規会員獲得につながる見込み客を確保するためのプロモーション戦略、検討~体験~入会までのファネル戦略、入会した会員の離脱を防ぐリテンション戦略を見直すためのお手伝いを実施します。
 一方、「大人向けの習い事・スクール」は、社会の気分や景気、商品・サービスのトレンドにより左右されやすい領域です。商品・サービス設計のためには、まずこの領域の研究から入ります。その習い事の周辺商品・サービスの変遷や社会・生活者の気分の変化をトレースし、マーケットの理解を深めます。
 その他、子供向けの習い事領域と同様に、プロモーション戦略、ファネル戦略、リテンション戦略を見直すためのお手伝いを実施します。

調査事例

組織・人材

 社会全体の動きとして、新産業や技術革新、グローバル化がこれまでにないスピードで進展する中、国内の労働人口減少による人材確保への危機感が一層高まり、女性のM字カーブ是正やシニア人材の活躍推進などが現実味を帯びてきた近年。
 今後、労働人口が減少し、働き方の多様化が進む中、一人ひとりが持つ潜在力が最大限生かされること、個の力を生かしきれる組織が増えていくことこそが、日本の社会・経済の発展に不可欠であるといえます。
 また、個人の側からみても、不安定な雇用環境のなかで複数の収入源をもつという意味だけではなく、多様な自分を活かす・伸ばすという観点からも、副業・兼業などへの関心が高まるなど、生き方や働き方を見直す声が高まっています。
同時に、企業の側でも、長時間労働の是正、残業の削減などの対処にとどまらず、働く時間、場所の自由度を広げ、働く人たちの満足度、組織の生産性を高めるために、さまざまな取り組みを開始しています。
 これまで日本の企業においては、各社の蓄積した「人事部門でのデータ」の活用場面はきわめて限定的といえるものでしたが、国家的テーマとなった「働き方改革」への関心の高まりともに、蓄積されたデータを活用し、人事を「見える化」することが求められている時代となっています。
 アンド・ディでは、科学的なフレームでの人事データ分析をサポートいたします。

調査事例

美容・ライフスタイル

 今後の機械化・AIなどの進化した社会の到来は避けられない流れとなりつつありますが、美容サービスや飲食店における”人的サービス”には、まだまだ機械では充足させられないニーズへの対応が求められる部分が多くあると考えます。
 人が人に対してサービスを提供する美容サロン、飲食店などのサービス業においては、自店の知名度アップやブランド力の確立といった新規顧客獲得に関わる側面だけでなく、お店や施設との出会いのシナリオをどう設計するか、どうしたら顧客との深いリレーションを築けるかについての知見が、長期的・継続的な利益を確保するために必要になります。
 そのためには、そもそも人が”美”や”飲食”に対してどうありたいのか・何を期待しているのかを深く理解すること、対価の対象である「コアサービス」と、あると嬉しいと感じる付加価値サービスを切り分けて把握すること、お店の予約~訪問~受付~サービス提供~会計~アフターフォローのサイクルの中でリピートとスイッチの分岐点を明らかにすることなど、サービス設計に必要なポイントの把握が重要になります。
 これらを把握し施策に活かしていくためのフレームと測定方法・表現技術(分析技術)を我々は提供し、広く業界の発展に貢献したいと考えています。

調査事例

飲料・食品などの商品開発

 アンド・ディは、新商品の開発、既存製品の見直しを目的とした、新たな市場機会の発見から商品コンセプトの設定、マーケティングコンセプト・マーケティングミックスの策定、上市後のライフサイクルマネジメントといった、商品開発のマーケティングフローの各段階に応じたリサーチをサポートいたします。
 調査企画のご相談から結果ご報告後のアフターフォローまでのフルパッケージ調査を実施し、お客様の経営・マーケティング上の課題を解決するための調査、データ収集ができるように常に心がけています。