リサーチャー向けAI時代のPCスキルの基礎シリーズ~第1回:パソコン選び【代表コラム】

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リサーチャー向けAI時代のPCスキルの基礎シリーズ~第1回:パソコン選び【代表コラム】

少し休みを頂いてしまい、久々の更新になってしまいすみません。代表コラムです。
前回宣言した通り、リサーチャー向けPC利用の基礎について整理していきたいと思います。

何がともあれ、パソコンがないと仕事にならないでしょう(※)。
そこでパソコン選択を含めたパソコン利用について基礎的なところから書いていきたいと思います。

業務で日常的にパソコン(コンピュータ)を使う仕事としてはITエンジニアの業務が参考になります。
パーソナルコンピュータが普及して業務で用いられるようになった80年代以降、当時プログラマと呼ばれていたMicrosoft(Windows)とMacのいずれを使うのか、あるいはLinuxのPCを使うのかそんな仕事で使うコンピュータの選定に様々な議論を展開していたように思います。
大工が鉋や鋸にこだわるのと同じように、プロにとって手に馴染んで使いやすいツールを使うということは大変重要なことです。

ところが、エンジニアの世界でしばしば悲劇として語られることとして、基礎性能が大変低いパソコンを(会社から)与えられてしまい、ストレスフルな環境で仕事をする気の毒なプログラマやSEの姿です。ディスプレイ(モニタ)がしょぼいとか、追加のディスプレイを支給してもらえないなども以前はよく聞いた気がします。
これは一口に言えば、会社組織としてメンバーに支給するコンピュータのスペックを極端に軽視しているということにほかなりません。仮にその社員が年収500万円だとして、仮に満足なスペックのパソコンが30万で3年使えるとすると1年辺り10万の投資になるでしょうか?追加コストとして2%程度。
従業員がコンピュータの適切な利用による生産性向上の割合を考えると、わたし個人はこの2%の追加投資は十分にリターンが得られると思います。なのでなるべくしっかりとしてスペックのマシンを提供することは大事なことだと思います。


もっとも、パソコンの利用環境を改善する投資を十分に活かすためには、使う側の最低限のリテラシーも求められます。その点でタッチタイピングによる高速で正確な打鍵はリサーチャーを含めて極めて重要なスキルになります。
私の見聞きしている範囲では、パソコンスキルの低いケースでは大概の場合タッチタイピングが満足でないケースがあります。タッチタイピングのリテラシーがあるかどうかは割と世代による違いもありそうです。ベテラン勢は仕事で見様見真似でパソコンを始めたという方も多いようです。またエンジニア志望は別にして、若いビジネスパーソンだとやっぱり日常的にスマートフォン利用が中心でキーボードを使い慣れないケースもありそうです。
タッチタイピングはプロフェッショナルとしてコンピュータ利用をするうえで重要な基礎スキルです。また練習すれば誰でも上手になりますし、速度基準も明確なので上達もわかりやすいです。ぜひ苦手な方はトレーニングをしていくようにしましょう。次回はタッチタイピングを前提に、ポインティングデバイスやショートカットキーなどの基礎的だが(だから?)あまり語られないフィジカルインターフェースを中心にしたコンピュータ利用の基礎についてまとめたいと思います。

(※もっとも最近ではすべてスマートフォンで仕事をするというツワモノがいてもおかしくありませんが)

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