観光パラメータ調査とは
「観光パラメータ調査」は、観光入込客数と観光消費額を推計するための調査です。
自治体やDMOが観光に関する戦略策定等を行うに当たっては、地域の観光の実情 (入込客数、観光消費額等)を把握する、いわゆる「観光地域経済の見える化」が重要です。しかしながら市町村で実施している観光入込客数調査では、個々の観光地点の数字を積み上げた総数を算出されているケースが多く、観光地点を周遊する人がいるため、重複カウントされた数字となっています。
これを補正して実際に近い入込数を算出し、それに一人あたりの観光消費額をかけ算して観光消費総額を推計するのがこの調査の目的で、観光庁でも「観光地域経済の「見える化」の推進事業」としてモデル手法を公開し、その活用を推奨しています。

推計方法
観光入込客数と観光消費額を以下のステップで推計します。

調査概要
調査方法
- 観光施設等に設置した紙のアンケートへの自記入回答
- 謝礼は自治体・DMO様側でご用意いただきます。
※お箸/ハンカチ/クリアケース/トートバッグ 等
回収サンプル目標数
2,000サンプル(10地点・1年間として)
※時期により回収数が偏らないように注意が必要です。
調査地点の選定について
- 観光入込客調査を実施している、市文化施設/観光施設/温泉施設 など10地点を入込数が多い順に抽出します。
- 入込客数に比例して回収目標を設定します。
- 例)
- 入込数多 300s×3地点=900s
- 入込数中 200s×4地点=800s
- 入込数少 100s×3地点=300s
観光地点の設定の仕方で精度が変わりますので、その方法についてもアドバイスいたします。
ご用意いただく資料・データ
- 観光客入込調査の地点別の入込客数データ
- 調査地点のリスト(地点名称/郵便番号/住所/担当者/電話番号)
- 当該エリア(市町村)全体での宿泊客の入込客数データ
納品物
- A3で1ページのカルテをご納品(図表のみ)
- 来訪者のプロフィール
- 訪れた市内の観光地、利用した交通機関など
- 観光客入込数と観光消費額の推計結果
実査管理について
- 実施年度の1月末に各調査地点での調査票の回収を終了し、各調査地点から弊社宛に宅配便でご送付をお願いします。
- 1月中旬に自治体・DMOのご担当者から各調査地点にその旨を連絡していただきたくお願いいたします。
- 弊社に調査票の到着が無い地点には回収督促をお願いいたします。
費用概算例
90万円~(税別)
※留置スポットの地点数が増える場合、回収サンプル数が増える場合、設問数が増える場合など、オプション料金をご用意しています。詳細はお問い合わせください。