佐藤です。弊社でサポートしております長野伊那谷観光局(長野県・地域連携DMO候補法人)のインバウンド施策のセミナー事業で、にし阿波〜剣山・吉野川観光圏の出尾宏二事務局次長にご講演いただきました。

にし阿波〜剣山・吉野川観光圏はインバウンドの旅行者が急激に伸びていることでとても良く知られるエリアで、出尾さんはその中心団体であるそらの郷の事務局業務と同時にエリアの地域づくりマネージャーとしても推進され、先日はNHKの朝のニュースでもコメントされるなど現在大変注目されています。

出尾様NHK出演写真
講演は、「共感で世界と繋がろう」というテーマで、過疎に悩むエリアの地域づくりと観光産業振興を一つにまとめあげた上で、同時並行的に進めていくための手法や進め方、重要な点などについてお話しいただきました。個人的には様々な組織の経営論に通じるような、組織・地域のコアコンセプトの重要性をお話頂いているような気分になりました。

講演内で、様々な分野に応用できる重要な点としては、「外からの目線」を挙げることができるかと思います。居住者の観点からすると、普段目にしているモノ・コトの価値を感じにくいことだったとしても、部外者の観点からすると全く異なる視線から価値を定義し作り出すことができることがあるといいます。この、普段と異なる目線(お客様目線)による価値創造というのは観光という産業・行為の本質にもつながることでもあるため、これからも意識していきたいと思いました。お話全体も、インバウンド誘致を考えるDMOにとって、大変示唆に富むお話でした。

御講演いただいた出尾様本当にありがとうございました! 今回セミナーを実施された伊那谷観光局様のサイトはこちらです。
信州伊那谷観光情報 |一般社団法人 長野伊那谷観光局 – 【公式】伊那谷観光情報サイト