国内の人口減少・経済のグローバル化による競争の激化などにより、日本の企業がおかれる環境は厳しさを増しています。企業が業績向上を続けるためにも、営業組織の役割はいっそう高まっており、「個人の営業力」以上に「企業としての営業力」や「組織としての営業力」が求められています。
「強い営業組織づくり」に取り組む企業が自らの組織課題を明確にして解決策の選択・実行を行うためのツールとして、「TRIANGLE Scope(トライアングルスコープ) 」をご紹介します。

TRIANGLE Scopeとは

「TRIANGLE Scope」 は、株式会社シー・ブリッジ・コンサルティングと弊社が共同開発したサーベイです。サーベイの開発にあたっては「高業績を達成する営業組織」と認定されている企業に対して各種アセスメントやインタビューを実施し、「組織としての営業力強化、構造変革」を実行するための課題を抽出する設問を構造化しています。 開発の過程でテストデータを基に相関性を排除しながらモデル検証を実施し、50問ほどの設問に絞り込んでいますので、「高業績営業組織モデル」をもとにした実践的な診断ができるサーベイと言えましょう。
このサーベイは、営業組織の課題を以下3つの観点で診断します。
1 営業パーソン・ミドルマネージャーの質と量
2 営業戦略・営業プロセス(営業パーソンの行動を規定する仕組み)
3 営業パーソンの行動を推進するための仕組み

さらに、3つの観点それぞれを具体的な項目にブレークして、マネージメント層とメンバー層の現状のギャップを測定することで、組織課題を明らかにします。

活用事例のご紹介

この「TRIANGLE Scope」の活用事例として、株式会社NTTデータ様における取り組みが、「営業サプリ」で紹介されました。
 ※「営業サプリ」は、営業パーソンをサポートする情報メディアです。
株式会社NTTデータ(以下NTTデータ)ネットワーク事業部では、「TRIANGLE Scope」サーベイ結果をもとに、営業管理職向け「強い営業組織作りワークショップ」を実施。それまで漠然としていた組織課題とその解決策を明確にするとともに、解決策の実践を通じて営業組織の強化を実現されました。
NTTデータ ネットワーク事業部では、それまでにも「営業組織の課題を洗い出し、もっと強い営業組織を作ろう」と、かけ声を上げて取り組んできましたが、スタートとなるべき「課題の洗い出し」でつまずいていたそうです。一番の原因は、マネージャー間の課題や問題の定義がそれぞれバラバラで、しかも優先順位をつけるための根拠が非常に不明確だったことです。
通常はサーベイの分析から解決策の立案を「TRIANGLE Scope」のパートナーのコンサルタントがサポートするのですが、上記の課題の解決策の立案のために、サーベイ結果をもとにしたマネージャー間でのワークショップをコンサルタントが提案し、実施することになりました。 このサーベイを導入した当時ネットワーク事業部の営業責任者であった山田博之氏は以下のように語られています。

「サーベイ結果をもとにしたワークショップも実は最初から最後まですんなり進んだわけではありません。そもそもマネージャーの中には、自分の組織には何ら問題がないと考えていた人もいましたし、組織強化のための打ち手はすでに十分打っている、と自負するマネージャーもいたのです。
ただあくまでもそれは個人の感覚でしかなく、その妥当性は誰も判断できてはいませんでした。その個人個人の感覚の差、もっというと個人の思い込みを、客観的なデータから払拭(裏付け)してくれたのがこのサーベイでした。
その後立案した取り組みは各課で実践され、営業組織全体が盛り上がったことを今でも覚えています。」

各課で組織強化のための課題解決に当事者意識を持って取り組んだことで、自分達で組織強化のためのアクションプランを確定させることができたことがポイントだと言えましょう。

トライアル・お問い合わせはこちらから

弊社ホームページで、「TRIANGLE Scope」をお試しいただけます。
下記のリンクからぜひ一度トライしてください。

TRIANGLE Scope デモ版


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