2025/05/27
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2021/06/15
2021年度春の高校生の進路選択において、新型コロナウイルス(Covid-19)感染症はどのような影響があったのか?
2021年3月に卒業した高校3年生に、進路検討での新型コロナウイルス感染症の影響について尋ねました。
2021年4月からの進路は、「大学」(62%)がもっとも高く、次いで「専門学校」(14%)、「就職」(10%)、「短期大学」(3%)でした。
進路検討時に検討した進路を尋ねたところ、「大学」(76%)「専門学校」(18%)が上位となり、過半数が進学を希望していました。
決定進路別にみると、大学進学者は、93%が検討時から「大学」を希望しており、希望通りの進路に進んだ生徒が過半数を占めています。
短期大学進学者の「短期大学」希望は56%・専門学校進学者の「専門学校」希望は59%と、大学進学者に比べて決定進路への希望は低く、いずれも検討時は4割が「大学」を希望していたことがわかります。
また、就職者においては、56%が検討時には「大学」「専門学校」などへの進学を希望していました。
新型コロナウイルス感染症は進路検討に影響があったか尋ねたところ、全体の33%が「影響があった」と回答しています。
特に、大学進学者・専門学校進学者・就職者で、「影響があった」の割合が3~4割を占めています。
新型コロナウイルス感染症は進路検討に「影響があった」回答者に、検討し直した・変更したことは何だったか尋ねたました。
上位は、「第一志望校」(28%)、「進学か就職か、進路選択」(24%)、「学校の種類」(21%)でした。
大学進学者における影響は、「第一志望校」(35%)、「受験校数」(22%)と、志望校の絞り込み・選択への影響が上位に挙がりました。
専門学校進学者は43%が「学校の種類」、就職者は67%が「進学か就職か、進路選択」と回答しており、検討時の希望進路を断念・変更した高校生が少なからずいたことがわかります。(※サンプル数が少ないため、参考値)
大学入学共通テストへの移行など大学入試改革が始まる年に、新型コロナ感染症の世界的流行という未曽有の状況におかれた高校3年生の進路検討は、「再検討」「変更」の局面が多かったことがうかがわれる結果となりました。
– 2020年春の全国一斉休校による、授業・受験勉強の進度への影響
(自習をできた/できなかったで、志望校選択について真逆な影響が起きています)
– 大学・専門学校のオープンキャンパスがオンライン上での開催に変更されたことによる、情報収集への影響
– 国境・県境をまたいでの移動が制限されることによる、志望校・志望分野の変更
…など。
また、就職者において'家計に心配があり、進学を断念した'という回答があったように、家庭全体に与えた影響も看過できません。
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