2025/10/09
観光DXへの生成AIサービス活用のご提案 ―自由回答分析ツール「Codist」のご紹介
2025/10/09
令和7(2025)年5月に観光庁から「観光地・観光産業の生成AIの効果的な活用に向けて」が公表されました。この手引き書には、観光分野における生成AI活用の有用性や、観光産業において生成AIを効果的に活用するためのポイントが整理されています。
観光庁:観光地・観光産業における生成AIの適切かつ効果的な活用に向けた手引書を作成いたしました
観光分野における生成AIの活用事例として、以下の項目が紹介されていますが、今回はその中でも特に、口コミなどのテキストによる自由回答を分析する手法の一つとして、当社商品の「Codist」(コーディスト)をご紹介します。
アンケート調査の自由回答は、選択肢にない具体的な内容や、理由、意見などを自由に記述してもらうことで、事業者が想定しなかった発見やヒントが得られることがあります。観光産業においても、自由意見の分析により新たな経営上の課題発見や改善が期待されます。
その反面、自由回答を人手で分析する場合、自由意見の分類(コーディング)の作業のためにある程度の熟練と時間が必要となります。アンケートで自由回答は集まったものの、どのように分析したらよいか手を付けられずそのままにしてしまう、という場合もあるのではないでしょうか。
「Codist」は、自由意見の内容を生成AIが判断、コーディングと簡易な分析も自動で出力してくれる当社サービスです。お手元に自由回答のリストをご用意いただければ、分類コードの生成からコーディング、更に自由回答の傾向を二軸グラフで可視化する「まとめマップ」までを手軽かつ短時間に作成することが可能です。
どのような手順で「Codist」をご利用いただけるか、サンプルの画面と併せてご紹介します。
お手元に自由回答データをご用意ください。会員登録なしでお試しいただけるデータは「400文字・40回答」までとなっておりますので、それ以上のデータでお試しいただく際は、この機会に会員登録をお願いします。(会員登録は無料、登録後は「4,000文字・400回答」の処理が可能です。更に有料会員登録をいただければ「20万文字・1万回答」まで対応が可能です!)
ご用意いただいた自由回答データを画面内のテキストボックスに入力、もしくはコピー&ペーストしてください。改行ごとに1サンプルとして扱われます。
画面右上の「コード化設定」より、生成するコードの個数(自由回答をいくつに分類するか)、生成するコードの長さ、各回答に付与するコードを1つだけにするか複数にするかの設定が可能です。設定が完了したら「分類コード生成」ボタンを押して少々お待ちください。
自由回答の内容をAIが分析し、分類コードを自動で生成します。この段階で分類コードの内容を修正したり、あるいはご自身で事前に準備した分類コードに差し替えることが可能です。準備ができたら「コード付け実行」ボタンを押してください。
しばらくお待ちいただくと、画面にコード付けの結果と各コードに割り当てられた回答数がグラフで出力されます。コード付けの結果はXLSX形式もしくはCSV形式で、グラフはXLSX形式でダウンロードいただけます。
以下は当社の自主調査(お土産に関する自主調査)で得られた自由回答(684件)のコード付けを行った結果です。所用時間は約2分でした。
※「観光マーケティングに活かす自由回答分析 〜Codistが可視化するお土産のニーズ〜」も併せてご参照ください。
分類の完了後、「まとめマップ生成」ボタンを押していただくことで、分類の結果を二軸グラフとして可視化する「まとめマップ」を作成することができます。まとめマップの内容は生成ごとに変化しますので、何パターンか出力して分析の方針に沿ったものをご利用ください。上記の分類結果から以下のようなまとめマップが出力されます。
以上、当社商品の「Codist」を観光分野に活用するためのご案内をさせていただきました。自由回答の分析にお困りの際は、是非「Codist」をご活用ください。