夏休み・お盆休み旅行シーズンである8月の旅行状況について、2019年、2020年に調査を実施しました。
調査結果を抜粋、3回に分けてご紹介します。

②今後1年以内の旅行意向
前回記事はこちら:
①8月の国内宿泊旅行の実施状況
続きはこちら:
③これまで最も記憶に残っている旅行先

  • 調査方法:
    インターネットによるアンケート調査 (株)マーケティングアプリケーションズMApps Panelを利用
  • 調査期間:
    2019年8月調査 2019年9月20日~2019年9月23日
    2020年8月調査 2020年9月3日~2020年9月14日
  • 調査対象:
    首都圏(埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県)、関西圏(滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県)に居住する20~69歳の男女
  • サンプル数:
    計220名:エリア×性年代で均等割付

 

今後1年以内に国内外を問わず宿泊を伴う旅行をしたい場所を尋ねたところ、目的地を記述した旅行意向者の割合は、前年67.3%から2020年は63.2%に低下(前年比93.9%)

首都圏の調査時点(2020年8~9月)の旅行意向は、前年と同水準の6割強でした(66.4%→66.4%)。新型コロナウイルス感染症の影響が続くなかでも、“旅行したい” 意欲が維持されています。
一方、関西圏では旅行意向は低下しました(68.2%→60.0% 前年比88.0%)。関西圏は、直近の旅行実施率・今後の旅行意向とも減退しています。

今後1年以内の旅行意向エリアは、「関東」「沖縄」「関西」が上位
行きたい旅行先の数は前年より増加(平均1.55箇所→2.53箇所)

首都圏の旅行意向エリアは、前年同様「沖縄」がトップでした。「東海」が前年から大きく上昇し僅差で続き、さらに「関東」「海外」が挙がりました。
関西圏の旅行意向エリアは、前年同様「関西」がトップでした。次いで「関東」が前年から上昇し上位となりました。さらに「北海道」「沖縄」が続いています。
「海外」旅行意向は首都圏(17.3%)が関西圏(6.4%)を大きく上回っています。


今後1年以内の旅行意向エリアについて記述内容をみると、2020年の行きたい旅行先:観光地・スポットは各エリアの中心地~郊外と広範囲に広がっています。
新型コロナウイルス感染症の影響下、“旅をしたい”想いを募らせている人は行きたい場所をあちこち構想しているようです。

前回記事はこちら:
①8月の国内宿泊旅行の実施状況
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③これまで最も記憶に残っている旅行先