今年から(と言ってもすでに14日ですが。。)週1ペース(あるいはそれ以上のペースで)で代表の佐藤がなんとなく考えていることをコラム的に書いていきたいと思います。利いた風な(ださい)エッセーかもしれないし、選挙予測かもしれないし、マーケティングリサーチの業界話かもしれません。よしなにお付き合いいただければ幸いです。初回の今回は今年は思考を頑張らない話です。

以前からどうしたら問題解決における自分の従来の思考のクセやパターンから抜け出せるかということに関心がある。正月は久々にのんびりしたのですが、その成果かどうか、ぼんやり
わかったことの一つは、新しいひらめきを得る上では、思考をがんばり過ぎないほうが良いということ。
ジグソーパズルを解くようなつもりで、物事を懸命に考えようとすると、自ずと自分の知っている情報や知識がその思考の材料になる。さらに料理法となる論理構築の道具も自分がこれまで慣れ親しんだものになりがちだ。結果得られるのは使い慣れた材料、調理法に頼ってしまい、いつもの食卓の味噌汁のようなありふれた何かになりがち。
ロダンの考える人みたいなモデルはそういう点で危険ですらある。うまくいえないけど、自分の内に向くより外に発散したい。なるべく解決すべき問題だと思われている事象のありのままの現実に素直に向き合いたい。そもそもそれはほんとに問題なのだろうか。とか、どうして問題だと思うのか?といった、問題の観察側の視点のあり方を変化させることのほうがいい解決法に結びつくことが多い。そんな経験を最近した。
当たり前だけど世界は個人が持ってる知識よりももっと多様で複雑なので、集合知的メカニズムを取り入れて、より素晴らしい問題解決に立ち会いたい。今年はそんな年にしたい。そのためには肩の力を抜いて、適当にネットサーフィン(死語)に勤しむことにする。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。