2020年11月以降の新規感染者数の増加を受けて、2021年1月7日には再び一部の都道府県に緊急事態宣言が発出されました。この直前のタイミングとなった'20年~'21年年末年始の旅行のに関する調査を行いました。これまでの調査と同様、東京都、長野県、愛知県にお住まいの方を対象に旅行に関する調査を実施しています。対象地域の選定理由は以下のとおりです。

  1. 長野県:「宿泊旅行統計調査」(観光庁/2019年の確定値)の「外国人延べ宿泊者数」が全国平均値に近く、かつ主要4国際空港(成田/羽田/中部/関西)のうち、成田/羽田/中部からの移動が約3時間以内、また、東京駅からのアクセスが容易であること
  2. 東京都・愛知県:「長野県」が「県をまたいだ旅行先」として選択肢に入る都市圏であること
  3. 九州:同エリア内における都市圏・地方エリア間での旅行が比較的多い地域であること
<調査概要>
  • 調査方法:インターネットによるアンケート調査((株)マーケティングアプリケーションズのMApps Panelを利用)
  • 対象者:東京都、長野県、愛知県に居住する20~69歳男女 計518名
  • 調査期間:2021年1月7日~1月13日(年末調査は2020年12月25日~12月29日)
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年末年始に国内旅行に出かけた人は全体の21%。昨年7月と同程度の水準。

年末年始に国内への日帰りまたは宿泊旅行に出かけた人は、合計で21%。Go To キャンペーンが一部開始された昨年7月当時と同程度の実施率となりました。

旅行先での感染対策は、「適切だと思った」が過半数を占める

年末年始に国内旅行を実施した人に、旅行先での感染対策について尋ねたところ、ほとんどの項目で50~70%程度が「適切だと思った」と回答しており、宿泊施設、飲食店、お土産店のいずれでも同様の傾向となっています。

年末年始に『予定していたができなかったこと』の第一位は「初詣または初参り」

旅行とは別に、年末年始の過ごし方について、『予定していたができなかったこと』『迷ったけど実施したこと』を尋ねました。
『予定していたができなかったこと』の上位は、「初詣または初参り」(30%)、「忘年会・新年会への参加」(25%)、「年末・歳末セールや初売りなどの買い物」(22%)などが上位となりました。
一方、『迷ったけど実施したこと』としては、「初詣または初参り」(17%)、「地元や実家に帰省」(11%)などが上位となりました。しかし、いずれの項目も20%を超えるものはなく、60%近くは「自宅で過ごした」と回答しています。
なお「地元や実家に帰省」は年代による差が大きく、20代では3割近くが実施しています(※こちらのデータは詳細版レポートに記載しております)。

合計で7割が今後「旅行を計画したい」と回答。

今後の旅行計画について尋ねたところ、合計で51%が「Go To キャンペーンや地域が発行する割引クーポンなどを利用した旅行を計画したい」、19%が「キャンペーンや割引クーポンなどに関わらず旅行を計画したい」とし、合計で7割が旅行を計画したい、と回答しています。7月時点では「旅行には行きたくない」人が50%を超えていましたが、その後は30%程度まで減少し、今回も同程度の結果となりました。11月以降、新型コロナの感染拡大が続いていましたが、「旅行を計画したい」という気持ちはあまり変動していないことがわかります。

リサーチャーの視点

筆者はこれまで、年末年始の休暇には必ず帰省することにしていましたが今回は見送り、都内で新年を迎えました(帰省を予定していたができなかった(14%)に該当しますね)。一方若手のメンバーでは、帰省の1~2週間前から外出を控え他人との接触を極力減らしたうえで帰省するなど、感染予防対策を十分行ったうえで実施する人もおりました。調査でも、年末年始の旅行先の対策は「適切だ」と感じる人が過半数を占めており、個人単位でも飲食店や宿泊施設などの外出先でも、「実施できる対策はきちんと行われている」ことが前提となっています。「旅行を計画したい」気持ちは依然として高めを維持しており、感染対策だけでなくワクチンや特効薬など予防や治療に効果のある対策が待たれます。

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【自主調査結果の引用・転載について】
この記事は、アンド・ディ自主調査全質問項目から抜粋し作成しています。「(株)アンド・ディ 〇〇調査」など出典を明記の上で、引用・転載をしていただきますようお願いいたします。またその際、ご利用される旨をご連絡ください。

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