&Dへの転職のきっかけを教えてください。

 

前職のマーケティングリサーチの会社で、新規サービスの企画・開発担当をしていました。複数の企業が集まって行う勉強会があり、アンド・ディもそこに参加していたことがきっかけです。わたしが提案した新しい調査のやり方「ダイナミックサーベイ」(※)を一緒にサービス化することになり、システム開発をアンド・ディが担当することになりました。そのなかでアンド・ディのシステム開発力メンバーの仕事に対する責任感や、エンジニアの視野の広さ、リサーチャーの知見の高さなど、サービス開発をする環境として魅力に感じ、その後、約1年半前の2022年秋に転職することになりました。

 

ダイナミックサーベイとは、Webアンケート上で「他者の自由回答」を活用して情報や設問を出す仕組み

 

 

 ー魅力に感じたサービス開発をする環境は、実際に入社してどう感じましたか?

 

 

やはり社内にシステムを作る人たちがいること、社長でありデータ・インテリジェンス事業をマネージメントしている佐藤さんが全体を理解して進めていることで、やりたいことがとても早いスピードで進められているので、期待通りだったと感じています。またアンド・ディは30年以上の経験があるリサーチャーのエキスパートもいるので、その人たちとコミュニケーションを取りながらサービス開発を進められるのは、システム開発専門の会社でなく、この会社だからこその良さだと思います。

 

 

新規サービスの開発でこれまでの経験や能力を存部に発揮

ー入社前に魅力に感じていたスピード感や専門性など、まさに期待通りだったということですね。入社されてから1年半、どのようなサービス開発を行ってこられましたか?

 

 

入社後から現在まで、調査業務の自動化を行う長期のプロジェクトを担当しています。こちらでは、リサーチ業界ではどのような関連ニーズがあり、それをどういうソリューションで実現するかということの検討から始めました。また並行して、進歩した生成AI、ChatGPTの技術を使った自社サービスの開発も行っています。最新の技術を用いたサービスは反響もよく、クライアントから生成AIを使ったシステム開発を受託するなど、現在は複数のプロジェクトを抱えている状況です。

 

 

 

―長期のプロジェクトと並行して最新技術のサービスをいくつもリリースしている状況なんですね。大変だと思いますが、どのようなところに仕事の面白さを感じていますか?

 

 

やりたいと思って出したアイデアを、自分の能力を幅広く発揮して実現しているところですね。テクノロジーの面でも面白さがあり、さらに調査や顧客営業の部署とコミュニケーションを取りながら進めていけるところがさらに面白いと感じています。データ・インテリジェンス事業部が立ち上げから日が浅いこともあり、これまではクライアントからの受託事業を多く行っていました。わたしが入社してからは自社サービスの開発が中心となりわたしのこれまでの経験を発揮しながら進めています。責任は大きいですが、その分の仕事の面白さもあるかと思います。

 

 

―そのなかで達成感を感じた出来事を1つ教えてください。

 

ChatGPTが出てきたときに、それを活用したサービスをいち早く出せたことです。まだ世の中がこれをどう活用するか模索しているなかで、マーケティングリサーチのユーザーのことを考えたものを数か月で続けて形に出来たのは、私たちの開発力の強さを示せたし、わたし自身のやりたいことが実現できたという達成感を感じました。

 

テクノロジーや新しい発想でマーケティングに消費者中心の変化を

―長年携わってきたサービス開発の魅力はなんだと思いますか?

 

開発するサービスが社会に対して新しい意義があるところです。マーケティングにはいろいろな定義がありますが、消費者・生活者中心主義であるべきだと考えていて、特にマーケティングリサーチではそこに貢献する新しいサービスを開発していくことで、社会における企業活動が良くなっていくと思います。

 

調査業務というのはクライアント中心になりがちのなかで、アンド・ディでももちろんクライアントのことを考えますが、「その先にある社会的にはこれはどういう意味か?を話すことも多いです。しかもそれをやることの正義のような視点だけでなく、もう少し面白さみたいな視点大事にしていて、「こうなったら社会が面白くなっていくよね」というところをメンバーで共有しながら進めていけることが、アンド・ディのサービス開発をより魅力のあるものにしていると思います。

 
また別の魅力としては、例えば最近リリースした「コーディスト」では、マーケティングリサーチ以外の想定外の利用のされ方もあり、また熱心にフィードバックをいただいたり、毎日のように利用いただいたりしています。もちろんねらい通りに評価していただけることもうれしいですが、私たちが行っている取り組みが今までとは違う文脈の方にも伝わるうれしさもあり、やる気が出ます。

 

 

―最後に今後、どのようなことをやっていきたいですか?

 

新しいサービスを出すことで、企業のマーケティングを消費者中心主義の方向で面白くしていきたいです。企業が社会や消費者についてもっとよく知り、消費者がよりよく生きられるような社会に近づくのが、私たちマーケティングリサーチ業界のやるべきことだと思っています。そのために、テクノロジーや新しい発想のチカラで、業界全体を少しずつ変えていきたいです。

 
そしてアンド・ディとしては、長期のプロジェクトをリリースし、小規模な会社から大きな意味のある事業ができることを示したいですね。
 

消費者調査のプロフェッショナルであると同時に新規事業構築のスキルにも長けたハイブリット人材で、存分に活躍していただいています。

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