ChatGTPがリリースされ、そのAPIが公開されたことによりそれを用いた様々なサービスが続々と登場しています。
その影響は教育現場にも広がり、学習塾を支援するサービスなども開発されているようです。
新たなイノベーションが巻き起こる中、今回は高校生の学習塾選びについて調査を行いました。

調査概要

調査主体:株式会社アンド・ディ
調査方法 :インターネットによるアンケート調査(GMOリサーチ(株)のパネルを利用)
調査対象者 :一都三県在住の高校1~3年生(2023年1月時点)、かつ学習塾(家庭教師や通信型、eラーニング型を含む)を利用している人
回答割付:学年ごとに均等割付
有効回答数 :180名
調査期間:2023年3月24日~3月27日

高校生が利用する塾の種類は、「個別指導型」が最も多く、「映像指導・eラーニング型」「集団指導型」も4割を超えて高い

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事前調査の結果より、首都圏に住む高校生の51%が何らかの学習塾を利用していることがわかりました。利用している塾の種類を聴取したところ、【利用している学習塾すべて】では「個別指導型の学習塾や家庭教師」が最も多く45%でした。次いで「映像指導・eラーニング型の塾や通信教育」(41%)「集団指導型の学習塾や予備校」(40%)も4割を超えて高いです。
「映像指導・eラーニング型の塾や通信教育」は【メインで利用している学習塾】でも3割の人が回答しており、複数の塾を併用している人が自宅学習の補助的な役割で利用しているのではなく、メインで利用されていることがわかります。

約9割の高校生が自分の通う塾の選択に関与しており、半数以上が「自分の意向が大きかった」と回答

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塾選びの決定者を聴取したところ、「全て家族が決めた」は1割程度に留まり、約9割の高校生が自分の通う塾の選択に関与していることがわかりました。
また、「家族と相談して決めたが、自分の意向が大きかった」(52%)が半数を超え最も高い結果となりました。
スマートフォンの普及やその所持の低年齢化により、情報の取得が容易となったことで塾選びに関する子どもの発言が大きくなったのでしょうか。
学習塾のホームページでは、保護者に向けたプロモーションを目にしますが、今後は高校生を対象としたマーケティング施策も重要となりそうです。

高校生の塾選びで重視されるポイントは「アクセス」「合格実績」「評判」などの基本的なことから、「講師とのコミュニケーション」「自習室の開放時間の長さ」「宿題の量」など、高校生視点の項目もTOP10にランクイン

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高校生に塾選びの重視項目を21項目提示したところ、「家や学校から近いこと」(39%)「合格実績が高いこと」(33%)「評判がいいこと」(33%)の基本的な項目が3割を超えて上位でした。また「講師とコミュニケーションが取りやすいこと」(26%)「自習室の開放時間が長いこと」(20%)など高校生視点の項目も2割を超えて高い結果となりました。
その他全項目の結果については詳細データをページ下部のフォームよりダウンロードしてご覧頂けます。

あったらいいサービスは「アプリで講師に質問ができるサービス」「大学受験の手続きの支援」が上位

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学習塾にあったらいいサービスを聴取したところ、「メッセージアプリなどで気軽に講師に質問ができるサービス」(37%)「大学受験の手続きの支援(願書の出願のサポートなど)」(37%)が3割後半で上位となりました。
前問の重視ポイントでも講師とのコミュニケーションに関わる項目が上位にランクインしており、高校生にとって重要であることがわかります。
大学受験の手続き支援は、学校では個別に対応できず頼れる人を見つけることが難しいため、サポートを求める高校生が多いのではないでしょうか。
また、「自習時間や勉強の進捗を管理し、アプリなどで日々の成果が確認できるサービス」(27%)「AIを活用し、成績に基づいた最適な勉強方法を提案してくれるサービス」(25%)など、AIやITを活用したサービスも2割後半と高く、学習塾のDX化も今後の受講生獲得に繋がることが考えられます。

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詳細なデータについては、お手数ですが下記フォームに必要事項ご入力の上、表示されるリンクからダウンロードをお願いします。(下記のフォームに必要事項を入力して「送信」を押していただきますとダウンロードリンクが表示されます。)

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連絡先:TEL 03-6257-1740

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【お問合せ窓口】
〒105-0003 東京都港区西新橋1-5-5 ビュロー西新橋2F
TEL:03-6257-1740
E-MAIL:post@and-d.co.jp

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【自主調査結果の引用・転載について】
この記事は、アンド・ディ自主調査全質問項目から抜粋し作成しています。「(株)アンド・ディ 〇〇調査」など出典を明記の上で、引用・転載をしていただきますようお願いいたします。またその際、ご利用される旨をご連絡ください。

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アンド・ディでは高校生の意識調査や大学進学に関する調査の実績があり、学習塾のマーケティング施策の企画に役立つデータを取得するお手伝いができます。
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